「ガールズバーの時給が知りたい」

「そもそも料金のシステムは?」

「求人に書かれている時給は嘘が多いって本当?」

ガールズバーの時給は、地域によって多少異なります。そのため、地方の人は都会の時給を想像して働くと、思っていたよりも稼げないと感じてしまうでしょう。

この記事では、ガールズバーの時給の相場を地域別に紹介しています。高い時給をもらうためのお店選びも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

ガールズバーの料金システム

ここでは、ガールズバーの料金システムを紹介します。

  • 基本給
  • 個人成績
  • バック率
  • 交通費
  • 勤務時間帯
  • 出勤日数

基本給

基本給の金額は地域やお店によって変動しますが、相場は1,500〜2,000円です。

基本的に基本給は変わりませんが、できることが増えたり位が上がったりすると基本給が上がることもあります。

個人成績

お客様から人気のスタッフがもらえる料金制度です。基本、ガールズバーにノルマはありませんが、別途プラス料金がもらえる杯数が決まっていたりします。

やる気のあるスタッフのなかには、個人成績を上げるために頑張っているキャストもいます。

バック率

お客様がドリンクを奢ってもらったり指名してもらえたりしたときに、料金の一部がキャストに支払われる料金制度です。ほとんどのガールズバーは飲み放題のセットがありますが、単品でワインやシャンパンのボトルを入れてもらえたときにもバックがつきます。

基本的に料金の10%がもらえるため、1,000円のお酒をおごってもらえば100円のバックがつく計算です。バック率は基本給の次に稼げるため、重視している方は多いでしょう。

交通費

交通費は出るお店と出ないお店があります。ガールズバーは夜遅くまで営業しており、お酒も飲むため、電車や車で帰宅できない人がほとんどです。

交通費が出ないお店の方が多いですが、逆に交通費が出る店舗は優良店といえます。なかには、交通費が出なくとも送迎システムを導入しているお店もあります。

勤務時間帯

深夜になると時給が上がるお店があります。早い時間帯である17時〜22時は、基本時給が安く設定されているのが一般的です。

反対に、22時~5時は終電もなくなり、働いてくれるキャストが減る傾向にあります。そのため、深夜の時間は時給が高くなっていることがほとんどです。

出勤日数

出勤日数が多いことで基本給を上げてもらえることがあります。

たとえば、月に21日以上の出勤で20日以降入った分の時給が上がったり、週に20時間以上入った人は時給を上げたりとルールはさまざまです。

反対に、出勤日数が少なすぎると基本時給が安くなることもあります。

【地域別】ガールズバー時給の相場

ここからは、ガールズバーの時給相場を地域別に紹介します。

自分が住んでいる地域やその周辺の地域の金額はいくらか確認してみてください。

  • 東京
  • 千葉
  • 福島
  • 愛知
  • 大阪
  • 岡山
  • 福岡

東京

東京の時給相場は2,480円です。

一般的な相場が1,500〜2,000円といわれているため、相場より高い料金といえます。東京は都心でガールズバーの数も多いため、時給が高い傾向にあります。

千葉

千葉の時給相場は2,493円です。

東京より若干高く、関東では一番高い料金でした。千葉も人口が多く栄えている地域のため、料金が一番高いと考えられます。

福島

福島の時給相場は1,698円です。

北海道東北エリアで一番高価ですが、東京と比べると500円以上の差があります。東京や千葉の料金を見ると安く感じるかもしれませんが、普通のバイトよりは稼げる金額です。

愛知

愛知の時給相場は2,400円です。

愛知は東京ほどキャバクラやガールズバーのお店が少ないのに対し、時給はそこまで変わらないという結果でした。東京と同じくらい稼げるため、出稼ぎにも向いています。

大阪

大阪の時給相場は1,982円です。

2,000円を切る料金で少ない印象でした。大阪はナイトワークが多いイメージですが、ガールズバーの時給は東京や愛知と比べると安めです。しかし、全体の相場で考えると高いため、稼ぎたい方には十分おすすめです。

岡山

岡山の時給相場は2,507円です。

今回紹介したなかで一番高い金額でした。岡山のガールズバーはコンセプトがしっかりしていて制服があるところが多いため、時給が高いのだと考えられます。

福岡

福岡の時給相場は1,674円です。

福岡は繁華街が栄えているイメージですが、今回紹介したなかでは最安値でした。福岡はきれいな人が多いため、ガールズバーがあったら行ってみたいと思う人は多いのではないでしょうか。

ガールズバーの求人に書かれている時給は嘘?

ガールズバーの求人に書かれている時給は嘘ではありません。しかし、金額を大袈裟にして掲載しているところもあります。

例えば、元々の金額ではなく手取りでもらえるであろう金額を記載するなどです。「時給2,000円」と書かれている求人で、本当の時給は1,700円だった場合があるとします。

この求人が時給2,000円と記載した理由は、基本給1,700円にもらえるであろうバック料金を足しているためです。1時間にドリンクを3杯奢ってもらうと、バックが300円入ります。そのため、実質1時間に2,000円もらえるため、時給2,000円と記載しています。

また、出勤日数によって時給が変わるお店は、出勤日数に応じた時給の記載があります。さらに、ナイトワークは給料から福利厚生代や衣装代、送迎代が引かれた金額を給料としてもらいます。

しかし、求人では天引き前の金額を掲載するお店もあるでしょう。ナイトワーク求人に書かれている時給はこのように盛られていることが多いため、求人情報は細部まで細かく見て判断しましょう。

ガールズバーバイトはやめたほうがいいといわれる理由

ネット上では、ガールズバーのバイトはやめたほうがいいと記載しているサイトも一定数見かけます。時給も高く、メリットも多いバイトですが、なぜやめたほうがいいといわれるのでしょう。

ここからは、ガールズバーのバイトはやめたほうがいいといわれる理由について紹介します。

  • 立っている時間が長くてきつい
  • 夜職の中では時給が低い

立っている時間が長くてきつい

ガールズバーのバイトは、立ち時間が長いのが一般的です。営業中は基本的に座っている時間はないでしょう。

さらに、高いヒールを履いていることが多いので、足への負担が大きい仕事です。キャバクラであればお客様と一緒に席に座りますが、ガールズバーはカウンターを挟んで立って接客します。

さらに、アルコールを摂取するため、体力的なしんどさもあるでしょう。17時のオープンから早朝5時の閉店まで立ちっぱなしということも珍しくありません。

夜職の中では時給が低い

ガールズバーのバイトは、通常のバイトと比べると時給は高めです。しかし、キャバクラやクラブのような、ほかのナイトワークと比べると時給は低めに見えます。

さらに、バック率もほかのナイトワークと比べると安い傾向にあるので、比較対象によっては稼ぎにくいといえるでしょう。また、プロ意識が低いと思われる場合もあるため、ほかのナイトワーカーから下に見られることもあります。

ガールズバーで時給5,000円をもらうためのお店選び

最後に、ガールズバーで時給5,000円相当のお金をもらうための、お店の選び方を4つ紹介します。

  • 露出やコスプレがあるお店
  • 天引きが少ないお店
  • バックの多いお店
  • 交通費がでるお店

露出やコスプレがあるお店

ガールズバーの給料を上げる1つ目のポイントは、制服の露出です。

露出のある制服やコスプレをしているお店はスタッフが集まりにくいため、時給が高い傾向にあります。また、露出が多く、コスプレをしているところは繁盛しやすいため、バックをもらいやすいでしょう。

制服があるお店だと衣装代を給料から天引きされてしまいますが、長い時間働くのであれば時給が高い方が稼げます。

私服で働くお店だと衣装代がかからない代わりに、私服代がかかってしまう人がほとんどです。衣装代がかからない点で魅力的と思いがちですが、バイトのためにかわいい服を追加で買う人もなかにはいます。

そのため、トータルで見ると衣装があるお店の方がお金がかからないケースも珍しくありません。

天引きが少ないお店

ガールズバーの給料を上げる2つ目のポイントは、天引きの少なさです。天引きとは、福利厚生代や衣装代、送迎代が給料から引かれることで、この天引きが多いと手取り金額が減ってしまいます。

主な天引き項目は以下のとおりです。

  • 源泉徴収
  • 雑費
  • 送迎代
  • 福利厚生費
  • 衣装代
  • クリーニング代
  • 厚生費
  • 日払い手数料
  • 店舗維持費

源泉徴収や福利厚生費であれば引かれるのはわかりますが、店舗維持費が含まれている場合は注意しましょう。悪質なお店だと、店舗維持費といって多額の料金が天引きされる可能性があります。

そのため、面接を受けるときに、だいたい毎月いくらくらい天引きされるのか確認しておきましょう。

バックの多いお店

ガールズバーの給料を上げる3つ目のポイントは、バックの多いお店を選ぶことです。ガールズバーは、基本給のほかにもバック率制度を採用しています。

バック率制度とは、お客様から飲み物や食べ物を奢ってもらったりボトルをキープしてもらったり指名されたりしたときにもらえる料金制度のことです。

バック率の種類や金額はお店によって異なりますが、飲み物や食べ物、ボトルのバックはおおよそその料金の10%がもらえます。つまり、500円の食べ物を奢ってもらった場合、バックは50円ということになります。

置いているドリンクやフード、ボトルが高めのところに入ればバック率も上がるため、バックの種類や率、メニューの金額など先に聞いておくといいでしょう。

交通費が出るお店

ガールズバーの給料を上げる4つ目のポイントは、交通費が出るお店を選ぶことです。

遠くから通う場合、1回の出勤で2,000円程使うこともあります。出勤回数が多いと結構な痛手になってしまうため、稼ぎたいならこの出費はなるべく抑えたいのが本音です。

そのため、求人を探すときは交通費が出るお店を選びましょう。

ナイトワークのお仕事では、送迎を行ってくれるところがほとんどですが、送迎は1回500円かかる場合があります。タクシーで帰ることを考えるとだいぶ安く感じますが、できれば無駄な出費は抑えたいところです。

もし、送迎ありのお店を選ぶなら、送迎無料のところを選ぶようにしましょう。求人サイトで調べるとき、こだわり検索で調べると絞り込めるので試してみてください。

まとめ

今回は、ガールズバーの時給について紹介しました。

ガールズバーは普通のバイトより高い時給で働ける魅力的なバイトです。しかし、天引きされる料金が多く、ほかのナイトワークより安価なため上手く稼げない可能性があります。

そのため、ガールズバーの仕事で稼ぐなら、いくつかの注意点を意識して求人を探しましょう。

露出やコスプレに抵抗がない方は、露出度の高い制服やコスプレ衣装を採用している店舗へ積極的に応募しましょう。また、交通費の有無や天引き項目の事前確認もしておきたいところです。

くわえて、基本給の次に収入源になりやすいバックにも着目しましょう。バック率の高いお店で働くことは、収入を増やせるだけでなく、働くうえでのモチベーション向上にもつながります。

ぜひ、あなたに最適な求人を見つけて、楽しいガールズバーライフを送ってください。