「ガールズバー初心者で接客ができるか不安」
「そもそもガールズバーのバイトってどんな感じ?」
「困ったお客様がいるときの対処法がわからない」

一般的なバイトと違い、ガールズバーのバイトはコミュニケーション能力が求められます。お金を払ってきてくれたお客様を楽しませなければなりません。本記事では、お客様との会話を盛り上げる方法や、困った時の対処法について紹介します。

ガールズバーで働き始めた初心者の方や、これからガールズバーで働こうと考えている方はぜひ参考にしてください。

ガールズバーバイトってどんな感じ?あるあるネタを紹介

そもそも、ガールズバーのバイトはどんな雰囲気なのでしょうか。ガールズバーに行ったことがない方も多いため、どのように接客しているのか知らない方も多いでしょう。

ここからは、ガールズバーバイトについて深く知るために、ガールズバーバイトのあるあるネタを4つ紹介します。

  • 会話に困るほど無口なお客様がいる
  • 女性のお客様もくる
  • お酒を飲まなくても接客できる
  • 暇な時間が多い

会話に困るほど無口なお客様がいる

ガールズバーに来るお客様のほとんどは、キャストとの会話を楽しみにしています。そのため、ほとんどのお客様が話題を振ってくれたり自分から話し出してくれたりするでしょう。しかし、なかにはキャストが何を話しかけても反応が薄いお客様もいます。

「聞く」が基本の接客術ですが、無口なお客様には落ち着いた雰囲気で会話をリードしてあげると吉です。

女性のお客様も来る

意外かもしれませんが、ガールズバーには女性のお客様も来ます。男女数名のグループで来たり、女性グループで来たりすることがほとんどです。お客様もかわいい女性と一緒に飲みたいと思っているため、共通点を見つけたり恋バナをしたりして盛り上がれます。

お酒を飲まなくても接客できる

ガールズバーで働いているキャストのほとんどが、実はソフトドリンクを飲んで接客しています。ガールズバーのバイトは勤務時間が長く、立ち姿勢でいることがほとんどです。お酒を飲んでしまうと最後まで元気に接客できなくなってしまう可能性があるため、お酒と見せかけて水やジュースを飲んでいることもあります。

場合によってはソフトドリンクと告げて接客することもありますが、お客様のなかには「一緒にお酒を飲みたい」「お酒を飲んでいる姿を見たい」という人もいるため、アルコールと偽って接客するのが基本です。また、ガールズバーには未成年やお酒が苦手な人も働いているため、ソフトドリンクで接客することが基本の店舗も一定数あります。

暇な時間が多い

ガールズバーのバイトはお客様が入らないとやることがほとんどありません。キャバクラのように営業行為もしないため、ナイトワークのなかでは比較的暇な時間が多いでしょう。特に、平日の深夜帯はお客様が少ない傾向にあります。

ガールズバー未経験者が抱えている不安

次に、ガールズバー未経験者がよく抱える不安を3つ紹介します。

  • 仕事をミスしたら?
  • キャスト同士仲良くできなかったら?
  • お客様との会話が続かなかったら?

仕事をミスしたら?

仕事が覚えられるか不安に思う方は多いでしょう。どのバイトでもはじめは仕事をミスなく行えるか不安に思うものです。そのため、初心者のうちは仕事を覚えるまで積極的に出勤するようにしましょう。

そうすることで、教えてもらうインプット、実戦で復習するアウトプットが短いスパンでできるため、早く仕事を覚えられます。

キャスト同士仲良くできなかったら?

ガールズバーは女性社会のため、仲良くできるか不安に思う方は多くいます。しかし、ガールズバーで働くキャストは上下関係に厳しい人よりも、皆で楽しく仕事がしたいという人が多い印象です。

そのため、キャスト同士仲がいいお店がほとんどで、なかにはプライベートで遊ぶ仲になる人たちもいます。

お客様との会話が続かなかったら?

ガールズバーのバイトでもっとも多い不安がお客様との会話です。年齢も性別もまったく違う年上の男性と話が合うのか不安に感じている方は多くいます。しかし、はじめのうちはほかのキャストがヘルプに入ってくれるため、安心して接客ができるでしょう。

もし不安がどうしてもぬぐえない方は、接客する前に以下の項目に目を通してみてください。

ガールズバー初心者が会話を男性と続ける方法7選

ここからは、ガールズバー初心者がお客様と会話を続ける方法を7つ紹介します。これさえ押さえておけば、楽しく接客できるでしょう。

  • 楽しそうに話す
  • お酒のネタや豆知識を話す
  • 自分の好きなものを話す
  • オープン・クエスチョンで質問する
  • 敬語とタメ口を使い分ける
  • 話を聞くときは笑顔で相槌をうつ
  • お客様の話を否定せず聞く

楽しそうに話す

良いコミュニケーションは楽しそうに会話するところからはじまります。会話の内容が面白くなくても、楽しそうに話すことで場は明るくなり、話し手と聞き手の心を近づけてくれます。コミュニケーションの基本は、非言語コミュニケーションである声色や態度に気を付けることです。

楽しくない話題でも楽しそうに話すことで、自然とお客様も楽しそうに聞いてくれるでしょう。

お酒のネタや豆知識を話す

ガールズバーにくるお客様はお酒好きな人が一般的です。そのため、お酒に関するネタや豆知識を覚えておくだけで会話を弾ませられます。また、お酒はお客様がカウンターについてはじめに注文するため、話題を作りやすいアイテムです。

たとえば、お客様がウイスキーのロックを頼んできたら「ウイスキーがお好きなんですね。好きな銘柄は何ですか?」と話題にできるでしょう。技術ではなく知識でカバーできるため、ぜひお酒について軽く調べたうえで望んでみてください。

自分の好きなものを話す

ガールズバーのお客様のなかには個人的なことを聞かれたくない人もいます。また、自分の話を聞いてもらうよりも、キャストが楽しそうに話している姿を見たい人もいます。キャスト自身の話をしてあげることで、お客様を喜ばせられるだけでなく、お客様を自分のリピーター客にできるかもしれません。

自分について話すときは、自然に笑顔になるような好きなものの話をしましょう。「私、バンドが好きなんですけど、お客様は好きなアーティストいますか?」といったように話題を広げることも可能です。

オープン・クエスチョンで質問する

オープン・クエスチョンとは「はい」か「いいえ」で答えられる質問ではなく、相手が自由に解答できる質問のことをいいます。たとえば「バンドは好きですか?」ではなく「好きなバンドは何ですか?」といった感じです。「バンドは好きですか?」の答えは「はい」か「いいえ」で終わってしまいますが「好きなバンドは何ですか?」には具体的なバンド名を答える必要があります。

このように、お客様にオープン・クエスチョンで質問することによって、深く話題を広げることができます。

敬語とタメ口を使い分ける

ガールズバーにくるお客様はキャストより年上の人がほとんどです。失礼がないように敬語で話したくもなりますが、そうすると堅苦しい印象を与えてしまいます。そのため、敬語とタメ口を使い分けるようにしましょう。

おすすめは「嬉しい」「すごい」「面白い」といった感情をタメ口にして、それ以外を敬語にすることです。こうすることでお客様との距離がぐっと縮まります。

話を聞くときは笑顔で相槌をうつ

お客様の話を聞くときは笑顔で相槌をうちましょう。わかりやすく相槌をうつことで、あなたの話を聞いていますよというアピールにもなります。お客様の話は笑顔で相槌をうちながら聞きましょう。

お客様の話を否定せず聞く

お客様と楽しく会話を続けるためには、お客様の話を遮らずに最後まで聞きましょう。そして、否定せず一度は受け入れることが大切です。無意識に否定から入っている方は多いので、まずは「でも」「だって」「どうせ」を言わないように心がけましょう。

代わりに「そっか」「確かに」「そうなんだ」と一度受け入れる言葉をかけるだけで印象は変わります。

ガールズバー初心者必見!喋らないお客様にどう接する?

ここからは、喋らないお客様への接し方について、以下の視点から解説します。

  • 話題を振りまくる
  • 共通点を探す

話題を振りまくる

もっとも多かったアドバイスは「話題を振りまくる」というものでした。話題の内容はさまざまで、仕事やプライベート、身につけているものなど思いつくすべての話題が挙げられます。数打てば当たるのを信じて、お客様が話しやすい話題を探しましょう。

共通点を探す

次に多かったアドバイスは「お客様との共通点を探す」というものでした。「話題を振る」と似ていますが、質問を重ねて共通点を見つけると答えた先輩が多くいました。共通点が見つかればその話題について盛り上がることもできます。

共通点を見つけるために、新しい趣味を作ってもいいでしょう。

ガールズバー初心者必見!気まずい沈黙がおとずれたらどうする?

ここからは、気まずい沈黙が訪れたときのお客様への接し方について、以下の視点からアドバイスしています。

  • 見た目や持ち物を褒める
  • 無理に話を振らない

見た目や持ち物を褒める

多かったアドバイスは「見た目や持ち物を褒める」といった内容でした。見た目でいえば身長や手のきれいさなど、パッと見て目についた箇所を褒めましょう。持ち物を褒めるなら、毎日身につけるもののためこだわっている人が多い腕時計や鞄がおすすめです。

褒められて嫌な気分になる人は基本いないため、沈黙になったら褒めてみてください。

無理に話を振らない

次に多かったアドバイスは「無理に話を振らず少し待ってみる」というものでした。ガールズバーに来るお客様のなかには、のんびりお酒を楽しみたい人もいます。そのような人からしたら矢継ぎ早に質問が飛んできてはゆっくり話もできないでしょう。

そのため、相手がどんなタイプなのか見極めるためにも一度会話はストップしてみてください。

ガールズバーバイトはやめたほうがいいって本当?

ガールズバーのバイトは、立ち仕事で営業時間が長いため辞めたほうがいいという声がありました。

ガールズバーの仕事は基本的に立って行います。さらに、営業時間が長く19時〜朝5時までです。土日のような忙しい日は、その間の10時間ほど立ちっぱなしということもあります。ガールズバーで働いている人はヒールをはいていることが多いため、足が痛くなることも多いでしょう。さらに、ガールズバーは夜営業しているため生活リズムが崩れて体調を崩してしまう人もいます。

また、ほかのナイトワークより稼ぎにくい点もガールズバーのバイトを辞めたほうが良いといわれる理由です。

ガールズバーで働くうえで初心者が解消すべき疑問点

最後に、多くの人が感じている疑問に回答します。

  • アフターや同伴はある?
  • ノルマはある?
  • 制服はある?

アフターや同伴はある?

ガールズバーにキャバクラで見られるアフターや同伴はありません。また、個別で同伴してもプラス料金は発生しません。アフターや同伴がネックで、ガールズバーの勤務を選んでいる人も多数います。

ノルマはある?

ガールズバーはノルマのないお店がほとんどです。

まれに、出勤率が良かったりバック率が良かったりすると、追加で報酬を貰えるお店もあります。ただし、店舗の売り上げノルマを分担し、個人ノルマとする店舗がある可能性も0ではないことを認識しておきましょう。

制服はある?

制服のあるガールズバーもあります。私服と制服どちらもメリットがありますが、制服の場合露出が多い可能性もあるため注意しましょう。出勤のたびに私服を用意するのが手間に感じる場合は、制服のあるガールズバーを選ぶのがおすすめです。

まとめ

今回は、ガールズバー初心者がお客様との会話を盛り上げるための方法について紹介しました。ガールズバーでの勤務経験が少ないと、不安も大きいでしょう。しかし、いくつかのポイントを押さえるだけでお客様との会話を楽しめるようになります。

まずは、笑顔で自分について話をすることからはじめてみてください。